スピリチュアル本でも、成功を収めた経営者の自己啓発本でも、良質なものと、そうでないものの違いが歴然とあります。
良質なものは、再現性があり、読者がその通りにたどっていってもそうなりうるものです。
『本は知識を仕入れるものだし、何もワークショップじゃないんだから、そこまで求めなくていいのでは?』
と思われるかもしれませんが、ワークショップ、セミナー、講演などでも結果?効果?再現性がある著者のものは、本もそのまま書いてくれているものが多いです。
もちろん、本だけでは学びきれない、勘所を押さえられないと再現できない、ということは多少言えますが、
わかる人にはわかる!
形できちっと大切なところが書かれています。
そういった良質な本を読むと
「え〜、ちょっとそこまで書いちゃっていいの?わかる人にはわかっちゃうよ!」
てツッコミつつも、感謝の気持ちでいっぱいになります。
出し惜しみとか、ごまかしとか、読者をナメたりしている点がないのです。
そういった本をきっかけに、その方に会いに行く(ワーク、セミナー)こともあります。
反対に、もともとワークやセミナーを受けたことがある方の本を読ませてもらって、著者、講師の方の誠実さや、人に伝えたいという情熱が伝わってきて再び感銘を受けることもよくあります。
ワークやセミナーの感覚につながれる!先生のことをリアルに感じたりします。
その本を読むことによって、復習できたり、著者(先生)が新たにすすまれた境地に触れることができたりもします。
じゃ、良質じゃない本っていうのはまず再現性がない、ってことなんですけれども、具体的に箇条書きにしてみますね。
・真似してみても著者のようにはちっともなれない
・how toやワークは書いてあるのだけれども、述べていることとの関連性がなく、単にそれが挟んであるだけ
・自分語りをしているのはまあいいけれども、あまりに根性論だったり運任せでどうにもこうにも
・著者の人生体験からそうなったのは理解できても、著者自身がその出来事を論理的、理性的に解釈していない
・著者には当てはまるけれども、一般的に当てはまらない
・もちろん著者という立場なので一般人とは違うのだけれども、成功した後のことに終始し、一般人だった時のことが抜けている
・ひどいと著者が自分に酔っていたり、自慢(それ自体は悪くないけど、そればっかりだと、汗)しまくりだったり、一般人を見下している場合も
・ガイドブックに例えれば、写真はあるけど行き方や情報がさっぱりない。雰囲気のみ
なんというのでしょうか?真面目にやってるのかもしれないけれども、
ただ夢は叶う!的なのもどうかと思うし、私のようになりなさい!っていうのも違うと思う(苦笑)
どうしてこうなっちゃうのかっていうと………
以下の理由が考えられます。
・著者がたまたま成功した!人気が出た!ってだけ
・そもそも本人書いていない(ゴーストライター)
・なぜなら本を書くほどの○○がない(時間、知性、情熱、知識、論理、再現性など)
・要するに著者といっても文章かけない人(爆)
・著者の人気にあやかって、確実に売れる本を出版社が出した
・著者は成功していても(サバイバルはできても)、そんなに魂に目覚めていなかったり、教えるというマインドが少ない
・著者のプロモーション本、箔をつけるために出している
てなわけ(汗)
別に芸能人の写真集やファン向けに書いている本だったらば娯楽ですから問題ないのですけれども………
一応、スピリチュアルや自己啓発を謳っているのなら、
ファンだけが喜ぶ!ありがたがる!そして売った側も儲かって喜ぶ!
じゃどうなのかと………
最近多いけれどもね(汗)
スピリチュアル、占いの特定の著者が売れるからといって、本が増えていくたびに、どんどん内容がうす〜くなっていったり、二番煎じ、三番煎じだったり(著者本人の場合もあれば、他の著者の場合も)
最終的に本業と関係ない方までいっちゃうんだけれども。売れちゃうからまあ出続けたりもする(汗)
スピリチュアルが一般的になってきて、そういう うっす〜〜〜い本 増えました。残念なことに。
あれは著者のためにもよくないのですけれどもね。
ノセられちゃうとやっちゃうのかな?
変な本を出したり、変な活動したら、著者の評価も下がるし、長く活動していけなくなっちゃうんだけど(汗)
元をたどれば商業主義?資本主義?の問題でもあります。
書店で平積みになっていても、そういうなんちゃって本が増えてて、それは本当に悲しく思います。
読者のことバカにしてるしね。
売れなきゃ仕方ないのはわかるけど、なんちゃってだったり、うっすい本と、ものすごい本が同じ棚に置かれているのを見ると………
よりいいものに触れていないと、簡単にスピリチュアルオケラにもなっちゃうな、ってやっぱりなんとも言えない気持ちになるのです。
良質な本とそうでない本の見分け方は………
芸能人的な本、フォトブック、派生した本というよりは何か(あえて書かないが)だと、
それはファン向けですし、そんなに役に立たないかも。
出版のペースが早すぎる!ってのも多少手がかりになります。
近いうちに出たものを見ると、だんだん内容がうすくなっていってるのがわかります(汗)
もちろん、そうじゃない著者もいらっしゃるのはわかってます。が、手がかりを言えばそういうこと。
企画モノ!って感じと言えばわかるかな???
あと著者の専門外のものを扱ってるっていうのも結構占い、スピリチュアルだと多い(苦笑)
この人全然わかってねーな!!!って私本屋でつっこんでる(汗)
まあわかってないくらいの方が、専門家以外にはわかりやすい=売れる ということだったりします………
自己啓発系でも同じことが言えるので、本好きな方はちょっとそういう見方してみてください。
『この本は著者がどうしても伝えたいことなのだろうか?それともプロモーションなのだろうか?』
『この本は本当に著者が書いているのだろうか?』
ちなみに、先ほどあげた、
・how toやワークは書いてあるのだけれども、述べていることとの関連性がなく、単にそれが挟んであるだけ
っていうのはゴーストライター(出版の担当の場合もあれば、それ専門にやってるライターさんもいます)が書いたものです。
まあ著者が書いた場合と比べて一般的にわかりやすくはなる、という利点はあるにはあるのだけれども、熱量?が違うから、受け取るものも違ったりもします。
ちなみに、今日お会いした方、現在執筆中だそうです。
ものすごく成果を出してる方だし、私のお客様でもお世話になってる方多いし、私もその本読みたくて仕方がないので、
めっちゃ応援してます!!!!!
いつも私も応援してもらってる、お世話になってて、本当にありがたいです。