ここのところ休みがないので今日は休みにしようと思っていたら、フォーム更新の際の第一希望のところだけ今日の日付消せていなくて、本日もセッションすることに(汗)
お客様の不得意?なかなかうまくいかない分野があって、
その分野は一般的には なかなか学ぶのが難しい?そもそも学べるの?
って思われている分野なのですが………
私はその道のいい本も知っているし、もっと幸運なことにいい先生も知っているので
「じゃ今から学んでいけばいいでしょう〜!私も学んでいることまだまだあるし!」
とお伝えしたのですが、
「いまさらですか………」
と力なくつぶやかれたのです………
そのかたは、ご自分の年齢を考えてそうおっしゃっただけでなく、そもそもその分野のことが学べることも知らなかったし、知ってしまった今では後悔?(厳密にいうと違う、この後悔っていうのはエゴが感じているものだから)、そしてご自身を恥じている感覚などが混じってしまってがっくりときてらっしゃるようでした。
私から言わせれば、知っていたのにできなかったことや同じ過ちを繰り返していれば後悔したり恥じたりするのは仕方ないですが、知らなかったことに対して後悔したり恥じたりするのは違うと思うのです。
なんとかしたいのであれば知識、理解、経験していけばいいし、なんとかする気がないのならまあそのままほっとけばいいわけで。
知ってるつもりだったり、聞きかじったこと読みかじったことでなんとなく満足していて(知ってるつもり)、本当のところは全然わかってなかったし、知ってるつもりのように行動できなかったり、結果も出せないことにがっかりするのであればわかるのですけれど。
現代は情報が溢れている、多すぎるので、頭やエゴレベルで「知ってる!」ってだけで、実際には全然わかっていなくて取り組めたり結果出せないことの方が多いです。
ずっと昔にソクラテスがソフィストに対して言ったことがあります。
(ちなみにソフィストは知識が多く家庭教師をしたり弁護士のようなことが生業でした。コーヒーこぼして火傷して訴えて勝ってしまうような弁護士とも言える。要するにプロのいちゃもんつける人です)
「私は君たちと違って自分は知らないということを知っているんだ!」
ってソクラテス言っちゃって死罪にさせられちゃったことがあるのですが………
今の人たち、もちろん私も含めて当時のソフィストと同じ感じ?いやそれ以上です。
知識だけはあるし、調べればなんでもある程度はわかってしまう(検索)ので、ソフィスト以上に知ってるつもりの人々です(汗)
ソフィストはそれこそエゴに満ちている人々なのですが、それ以上にエゴに満ちている、満ちやすい環境にいるのが私たちです。
知らない ということがほとんどありません。
知識としては知ってることだらけです。
エゴは知ってることが多い方が安心しますし、知らないことを認めたくありません。
なので、大体のことは知ってたことになるし、実は全然知らなかったことでも聞きかじったり読みかじったことはあるので、知らなかったことにならないのです。
しかし、私からみたら
「それってもちろん知識としては知っていたかもしれないけれど、誰からもしっかり教わらなかったのではないですか?」
ってだけなのです。
誰でもエゴがあるので、本当に知らなかったことでも知った瞬間?に後悔したり恥じたり落ち込んだりするのですが、そもそも知らなかったことって自分が悪いわけじゃないと思うのですが………?
悪い部分があるとしたら、自分で知識や理解できるように動かなかったことや、興味がある分野や成し遂げたいことがあるのにそこに到達するための手段があるのか?ないのか?というところに疑問を持たなかったことだとは言えます。
要するに知ってるつもりだったということ。
学校教育、家庭教育、周りの大人や先輩たち、社会が教えてくれることが貧弱であるということはとても問題だとは思います。
TV番組のタイトルにもなってますけれど、学校で教えてくれないことでもとても有用だったり好奇心をそそることが多いです。
特に お金、人間関係(家族、コミュニケーション、恋愛、パートナーシップも含む) は全然手が回っていない様子。
まあ教えることになっても、お勉強ができるだけの先生では無理だしなぁ(苦笑)
ソクラテスが「知らないということを私は知っている」と言ったのは2000年以上前の話です。
しかし、今の社会の方がず〜〜〜〜〜〜〜っと
知らないことがあるってことを知っているかいないか?が重要になります。
そもそも『知らないことなんてない!』っていう環境ですから(苦笑)
知らないことを知らないことでの一番の弊害は、
本当に知りたいこと、望みを叶えるのに必要なことがわからない、学べないということなんです。
だって全部知ってるつもり!な訳ですからねぇ………(汗)
これはどなたにも言えることですが、
「ガーン!!!知らなかった〜」
ってことで落ち込まないで欲しいんですよね。
落ち込んじゃうとより前に進めなくなっちゃうので。
そうじゃなくてずっとは困るけどその時くらいは
『教育や社会で教えてくれてないのが問題なのか〜………確かにそうだよな〜』
くらいに思ってください。
周りの大人たち、先輩たちもまだお金やら人間関係やら人生について迷っているし、そもそもそういうことを問うことをやめてしまって生きているので(汗)
人生においては答えがわかってることが重要なのではなくて、常に自分に問い続けること自体が重要です。
自分に問うと、エゴが辛いのでほとんどの〔大人〕がやめちゃってるんんですよね〜………
自分に問うとか面倒な人は目の前に現れたことをしっかりとやっていく、行動として表していけばオッケーです。
どっちでもいいけれど、知ってるつもり、が一番危険ですよ!ってことです。
知らなかったのを知れたことは落ち込むことじゃなくて、喜ばしいことだ!って思ってもらえるといいんですよ〜
ピンクの部分は花じゃなくてガクで、花は点のところという豆知識