隔週、計4回のタロットワークが終わりました〜
ここ数日は怒涛の質問に答えていたので………
中々眠れなかったです(汗)
カードの意味がどうこう………こういうのは答えるのは簡単なのですが、
答えてしまうだけでは学びになりません。
魚をあげるのではなく、釣りの仕方を教えろ
という格言がありますが、私がワークをする時も、この点はとても気をつけています。
タロットは長年教えていますが、タロットがあまり上達しなかった場合はこれひとつに尽きます!
・カードの意味をひたすら覚えようとする
ということです。
カードには絵が描いてあるので、絵から伝わってくるイメージ、元型(アーキタイプ)から受け取るものがあるので、絵から言葉を浮かべるのが上手だったり、元型や夢のイメージに慣れている場合は読み取るのが難しくはありません。
また、カードに描かれている絵も適当に描かれているわけではなく、カードの絵を作成した方(ウェイトもトートも女性が画家なんです!)がカードの作者であるウェイトやクロウリーと話し合って、本質を損なわないよう…またカードに詳しくない(絵や象徴のうんちくを知らない)場合でも、イメージや感覚を受け取りやすいように描かれています。
カード一枚一枚をそれぞれの言葉と結びつけても………
質問者の立場や質問に関連する物事によって、カードの解釈は様々になるので、覚えていた言葉が答えを導くわけではないですし、ましてや、その言葉を質問者にお伝えしたとしても『???』となることがほとんどです。
ひたすらカードの意味や、チャートや命式や専門用語を話しはじめる占者やリーダーがいますが、専門知識は披露することはできても、言われている側はチンプンカンプンで、『だからどうなのよ?』って感じることも多いです。
わかりやすい例でいうと(ワークの掲示板でもお伝えしました、汗)、英語をある程度話せたりわかるようになりたいとしましょう。
単語のスペルや発音や日本語での意味を一生懸命覚えるとします…
単語は知ってたけど『その意味知らなかった!』という場合はまた追加で覚えていきます。
きっちりやっていくと、単語帳が辞書のようになってしまうかもしれません。
すべての単語を覚えるわけにもいかないことに気づき、いつも辞書を持ち歩き調べていきます………
さて、この場合、この人は英語をある程度話せたりわかるようになるでしょうか………?
もちろん、例文まできっちり暗記していた場合、はもしかしたら???少しはイケるかもしれません。
が、きっと簡単な日常会話も難しいでしょうし、子供向けの平易な英語の本(絵本)があっても読めないでしょうし、ましてや文学などになると単語はわかっても、いわゆる行間を読む…ということは難しいでしょう。
翻訳をしようと思っても、逐一対応の語彙があるだけで、うまいこと日本語を言い換えられないので、訳すのも難しいでしょう。
タロットのカードの意味を覚えればタロット読めるよね!
っていうのは
英単語覚えれば英語わかるよね!
っていうのと同じ考え方なのです。
さっぱりうまくいかないのです。
なので、私は割と「意味なんていうのは後で調べればいいし、極端な話覚えなくてもいい!」言っていました。
プロになる訳でなければ、そんな感じでいいのです。
語学の会話の場合は「言いたくても言えなかった!出てこなかった!」ことはそれが起こった時にはツラいですが、後で調べたら深く納得し、忘れる確率は非常に低いです。
タロットも現実に起こってくることで、カードの意味合いがわかってくるので、出たカードと、実際に起こったことを見比べていけば、自然と覚えていくのです。