「もう二度とこんな思いはしたくない………」
「また同じような機会があったら、今回のようにはしたくない…」
と過去のことを後悔したり、罪悪感でいっぱいになってしまっている場合があります。
が!
後悔や罪悪感や自己嫌悪や自分を責めたりすることで同じ失敗をしないのか?
というとそうではありません。
むしろ、ただいや〜な気持ちでい続けて、落ち込んでいただけで、次も同じような失敗をすることが多いです。
『いや、でも人に迷惑かけたり、散々なことをしたのに、落ち込まずにいられないわけがないでしょ〜』
『せめて、反省したり、自分を責めたりしないとダメでしょ〜』
というご意見もあると思いますが………
想像してみてください
誰かと共同作業していて(仕事がわかりやすいですね)純粋に相手の失敗であなたが多大な迷惑をこうむったとします。
どちらのパターンが許せますか?
1、謝罪された後も事あるごとに
『どうせ自分が悪いんですよね…』
『またミスしちゃったらどうしよう…』
『私ってそんなにダメですかね?』
と落ち込みアピール(相手は無意識でやっててアピールとは思っていない)が多かったり、実際に落ち込みが続いている。作業内容がよくなるわけでもなく、また同じ事をしそうな予感。
2、謝罪後、どこで失敗したか意見を求められ、改善しようとしている。
落ち込んではいるようだが、挽回しようと前向きな努力や、作業に対しての学び、準備をしている。
作業内容、効率も上がり、失敗をバネにしたようで、成長し、信頼できる相手になってきている。
はい!選べましたか???
解説にまいりま〜す!
1の方がいい!という方〜
残念!相手と同様、あなたもエゴの影響が強いです(涙)
一時的な罪悪感、自己嫌悪、落ち込みは仕方ないですが、ずっとそこにい続けるのはエゴ的な反応の仕方です。
そして、とにかく反省の態度を見せてもらわないと気が済まなかったり
『失敗したんだから落ち込んでるの当然でしょ?』
『なかったことにはできないよ!』
と感じるのであれば、それはあなたのエゴを満足させるでしょうが、問題の解決になっていません。
2の方がいい!という方〜
ずっと謝って欲しいとか反省してて欲しいとか『お前が悪いんだからおちこんでろ!』と思わず、相手の変化に気づいてあげられていますね。
単にエゴを満足させればいい、迷惑を被った自分の気が済めばいい!と考えているのではなくて、作業がうまくいくことの結果に目を向けられているようです。
もしもご自身が何かの失敗したとしても、同じ考え方を使えば、罪悪感、後悔、落ち込みからはすばやく抜け、本来取り組むことが見えてくるでしょう。
一時的には仕方ないのですが、長い間、罪悪感、後悔、自己嫌悪、自分を責める姿勢を出し続けているのはエゴが満足するやり方です。エゴは原因(真の原因とは違う)を探したり、犯人探しをしたり、誰彼構わず責めるのが大好き!です(汗)
ず〜っと罪悪感、後悔、自己嫌悪、自分を責めることをしている場合は………そこにいても堂々巡りとなりますので、別の視点、枠組みから見る必要があります。
『果たして、ずっと落ち込んでいることで、よくなるのか?役に立つのか?』
というエゴレベルをこえた観点です。
皮肉な考え方になりますが、
【ずっと落ち込んでいる=余裕がある】
と取れなくもないです。
エゴレベルで自分を慰め、自己憐憫に浸り続けています。
これは、自分だけならいいのですが周りにもいや〜な雰囲気を撒き散らしてしまったりもします。
もしも落ち込みが長い!(鬱とお医者さんに診断される場合は除く)と感じてらっしゃるのであれば、
『これを続けていて、何かいいことあるのかな?』
『役に立っているのかな?』
『解決に導いているのかな?』
『周りの助けになっているのかな?』
という結果や影響を考えてみてください。
落ち込んでても仕方ないんだ!ってわかればシメたものですよ〜