アニミズム
これ日本史の教科書にも出てきますよね。
日本人や自然を信仰している人々であれば
人以外にも魂?霊?スピリット?が宿っている
と考えます。
自然や物にも人間と同じように、何らかの神的部分(魂、霊、スピリット)が宿っているの考えているのです。
しかし、旧約聖書から始まったイスラム教、キリスト教、ユダヤ教(五十音順、他意はない)に代表される 一つの神 や 創造主 を信仰している場合………
人間は神の似姿として作られましたが、動物はそうではないので………
動物や自然をアニミズム信仰のように扱いません。
アニミズムでは動物や自然の中にも神性を見いだし、祀ったり大切にしますが………
人間のみが神に似ているのであれば、動物や自然というのは人間に与えられたものであって、人間が利用していいもの、というふうな解釈になります。
昨日取り上げた本は、人間以外ものが人間を超えて人間を支配しているのでは?という学問、学説でした。
それって別にアニミズムや八百万の神オッケーな日本人からしたら、目新しくないですよね(笑)
法律でも、人間じゃないものに、人格?的なものが備わっているという考え方があります。
会社法人には法人格、というものがあります。
法人に与えられた人格で、法人を人格を持っているものとしてみなすのです。
法人格があれば不動産登記や預貯金の口座名義人を法人にする、ということが可能になります。
(個人事業主だとできない)
法律にそういう考え方あるわけだから、アニミズムを引っ張り出してこなくても、人間じゃないもの以外に人間のような何か?神性?が宿っているのでは???という考え方が可能になります。
なんだけれども、まあ人間以外のものになんらかの?人間を超える?神的力がある!っていうのは西洋ではセンセーショナルだったのも何となくわかります。
が…………この例に限らず………
まっさらな、純粋なオリジナル
っていうのはほぼほぼ存在しない、ということはご存知でしょうか?
スピリチュアルな概念でいうと覚醒(一瞬の悟りではなく、悟りが続いてる状態。そしてもう元のエゴちゃんまみれとかには戻れない)した場合にのみ、まっさらな、純粋なオリジナルを生み出すことが可能、なようです。
あとは別のものにインスピレーションを受けたりだとか、焼き直しになります。
歴史は繰り返すって言葉がありますが、まあずっと繰り返しなんです。
『いやいや、ちょっと前までパソコンもスマホもなかったんだから、どう考えたって進化してるでしょ?』
ってお思いになるでしょうが………
技術は進化しますけれども、人間の本質は変化しません。
むしろ技術の進化に従って、個人そのものは衰えていきます。バカになる、と言ってもいいかな?
例えば昔はどこかにたどり着くためには 地図 が必要でした。
そしてその地図は どこにでもるわけじゃない ので、あらかじめ地図を用意したり、その都度現場で地図や住所を確認しながら目的地に辿り着かなければなりませんでした。
しかし、今はカーナビもあるし、グーグルマップもあるので、地図を用意する必要もないし、地図を回転させる(方向音痴の人はこれできないのよ)必要もありません。
住所や目的地がそこそこメジャーであれば、そこの名前さえわかってればたどり着くのです。
カーナビやスマホがなかった時代に比べたら、地図読めない人増えてるでしょう(苦笑)
技術が進化すればするほど、人間をカバーしてくれるので、人間は退化する、と言えます。
服を着るようになったので、全身に毛がなくなったのもそういうことと考えられます。
と、いうことはですよ………
技術が進んでなかっただけであって、昔の人の方が色々できた!って言えるんです。
工業化されてなくても、ものを作ったり………
本などは借りて書き写してたんです。
もちろん身分の違いがありましたから全員が全員能力に長けてた、とは言えないかもしれません。
身分が低かったり、身分で職業か固定されてることから、能力を使う機会に一生恵まれないこともあります。
(カーストがある国ではもの問題、今現在もあります)
でも、どう考えたって狩猟生活してたときの方が狩りが上手で運動能力があって、サバイバルも優れていたに違いありません。
技術に頼ってあんまり何にもできない我々と、技術がまだなくて自力で色々やってた昔の人々………
どっちの方が賢いのでしょう?
賢くなるにも 運動が必要 という研究結果が出て、某メンタリストさんは身体を動かすようになりました(笑)
どっちの方が賢いか、お知りになりたかったらばロングセラー、を読まれることをおすすめします。
私の好きなロングセラーはソクラテスの弁明 プラトン著。
書かれてからすでに2500年は経っていると考えられます。
ソクラテスは今で言えば炎上して、罪がないのに死ななければならなかった人です。
ソクラテス、間違ってなかったんだけれど死ななければなりませんでした。
この事件、現代にも通づるところがありますし、そもそも当時の哲学者たちは政治腐敗やソフィスト(今で言うところの弁護士?そして家庭教師)の問題をテーマにあげていました。
政治にはアレテー、徳が必要不可欠であることを論じていました。
政治腐敗にしてもソフィスト(詭弁な凄腕弁護士)も今でもある問題です。
哲学という観点からすれば、その辺はすでに答えが出ている問題です。
民主主義や共産主義などについても答えは出てます。
ま、その答え通りに社会がなってないのが問題なんですが(笑)
ちなみにソクラテスがいたギリシャよりも今の日本の政治家の方がマズイです(苦笑)
ギリシャの政治家は口先だけ!だったのですが………
口先すらもうまくできないので………(口先だけじゃ困るけど、嘘くらい上手につけもしない人が政治家、苦笑)
退化してますよね(笑)
歴史から学ぶことがたくさんある!と言いますが、まさしくその通りですし、昔の人の叡智の方がよっぽど優れている!ということもよくあります。
『いやいや、うちらの方が進化してるから!』
っていう人たちはまあ傲慢っていうか、能天気なんでしょう(笑)
私たちは過去の遺産(いい意味の)もあるのに、どんどん退化していってるんですよ?
長生きとも関係あると思いますが年齢の割にここ数十年だけでもどんどん幼くなってますしね〜
人間本来の可能性や成熟さから考えると、なんとも不思議な限り。
この記事で言いたかったことは
新しいものなんかない
ってことなんですけれども、これは覚醒云々ではなくて、アカシックや転生というところから見てもそう考えることもできます。
新しいものがない、なんて聞くとネガティブに聞こえるかもしれません。
でもポジティブに考えると………
すでに答えはある!
ということになります。
長くなったので、この辺の説明はまた明日にしますね〜
狩猟生活をしている人や昔の人に比べて目が悪くなってるのも退化。